ザ・ミッシング ~消えた少年~ の複雑で長文なあらすじ

英国ドラマ「ザ・ミッシング~消えた少年~(原題:THE MISSING)」(2014年)全8話を見終えました。
あらすじを取りまとめました。
複雑で長文ですが、ネタバレで最後まで書いています。
ご理解ください。


2006年、フランス旅行中のヒューズ一家の息子オリヴァーがシャロン・デュ・ボアで行方不明になる。
それから時がたち現在(2014年)。
父親トニーは息子を探し続けており、母親エミリーは事件に出会った男性マーク・ウォルシュとその子どもジェイムスで家族を作ろうとしていた。
トニーのもとに旅行で宿泊したホテル・エデンの女店主からある写真を送られ、その中にオリヴァーが使っていたマフラーをまとう人物を見つけた。
手がかりを見つけたトニーは、再びオリバーが行方不明になった街へ向かった。
当時の事件を知る街の住人たちはトニーを煙たくあしらう。
事件を担当した元刑事ジュリアン・バティストは、そんなトニーを諫めるが聞く耳を持たない。
手がかりが気になるジュリアンは、トニーと捜査を始める。
そして事件から4年後、マフラーはとあるリサイクルショップに売られていたことを突き止める。
売った女性の家へ赴くとその家には地下室があり、そこに置かれていたのだと言う。
女性はオリヴァー行方不明事件の頃に約3週間の旅行で家を空けていた。
トニーが地下室へ降りると、当時のオリヴァーが描いていた絵に似たものが壁に残されていた。
2006年、オリヴァーを襲ったのでは?と性犯罪者として前科もあるヴィンセントに容疑がかかるが釈放される。
現在も薬を服用し均衡を保っているが、子どもを見ると衝動が抑えられずに戦っている。
壁に残された絵を手がかりにできないか、と当時の捜査員ローレンスに頼むが断られてしまう。
エミリーに連絡を取るトニー。ようやく連絡がつくが出た相手はマークだった。
マークにエミリーの幸せを考えるなら今後連絡をしてくるなと電話を絶つ。
新しい家族との生活での幸せと裏腹に、ホスピスで死にゆく父を看取り、マリク・スーリからトニーとオリヴァーの事件のその後を尋ねるエミリー。
当時、報道の裏で刑事カリド・ジアンとスーリが繋がっていた。
スーリは、現在刑務所に服役中のジアンに面会。
ジアンを追い詰めるように情報を引き出させるスーリ。
一方突然、イアン・ギャレットという建設業者兼修復業者の男がオリヴァーの事件に懸賞金をかけた。
背後でイアンはヴィンセントを呼び出し、今後一切関係ないことだと告げる。
その後、シャロン・デュ・ボアの市長になっていたジョルジュ・ドゥロワを口説き落とし、ジュリアンは再捜査を勝ち取ることに成功する。
再び事件が浮かび上がろうとしていた。

再捜査が始まったが、地下室があまりにも綺麗すぎてジュリアンたちは逆に不審がる。
2006年、かつてトニーが暴力を犯し、エミリーの父によってもみ消されていたことを知る。
ジュリアンたちに聴取もされ報道もされる。
初めて知ったエミリーは、事件から拒否し始め次第に壊れていく。
イアンとジョルジュは何らかの縁か影で繋がっていた。
ジュリアンの部下で潜入捜査中のアントアンが現れ、人身売買を匂わせる情報を告げる。
リール郊外の古い倉庫で荷物が運び出されると。
その場所へ行くが誰もおらず監視カメラがあるのみ。
情報がデマだった、確証がないと言うアントアンと情報交換すべくジュリアンと駅で会う約束をしていたが、アントアンは殺害されていた。
ジュリアンは、アントアンを殺害した人物が乗る車を追跡するが追い詰めることができなかった。
後日、イアンの部屋を知ったトニーは彼の部屋へ侵入し、オリヴァーへの犯行を認めろと責め殺そうとしてしまう。
現在マークたちと幸せを築くことで前を進むエミリーが、オリバーの再捜査のことを知る。
トニーと再会したエミリーは、オリヴァーの事件にこだわるトニーに憤って去る。
マークに頼り婚約までこぎつけたエミリーをトニーに皮肉られる。
2006年、オリヴァーの幻覚を見てプールサイドで凍えていたエミリーは、マークに助けられる。
そして現在は家族だ。
だが、マークは殺人事件の話をするとエミリーが悲しむことや、被害者家族の女性に付けこんで付き合い家族になることに負い目を感じて警察を辞めようとしていた。
トニーが警察に戻ると、ジュリアンが開催した説明会を行ったおかげで、当時あの家の向かいの家に住んでいた人物が協力を買って出た。
サッカー観戦中にビデオを撮っており、その中にオリヴァーとおぼしき少年があの家の窓ごしに写っていたのだ。

ホテル・エデンに戻ったトニーの元にジュリアンが訪れ、あの映像には他にも映っていたことを告げる。
映像の続きにカール・ジーグの清掃会社のバンが映っていた。
カール・ジーグの周りには犯罪組織の人間と関係があった。
アントアンの殺害現場で捜索中、ジアンが遅れて現れジュリアンから他の仕事に回される。
ジュリアンは、ジアンがスーリに情報をリークしたことを気づいていた。
そのジアンが捜査する姿を見守る清掃業者のバンがあった。
一方、アントアンが持つ情報を知る唯一の手掛かりは、恋人の存在だった。
恋人のリニは、アントアンの死を悲しみ、薬物を抜けて助けることを条件でアントアンの情報を手に入れる。
ジュリアンとトニーは、アントアンの恋人だった更生したリニの元へ訪れる。
8年の間に名前を変え、職業と恋人を得て幸せな日々を送るリニに8年前のことは重かったが、ジュリアンからのチキンスープを思い出し協力することに。
薬物を抜くこと、それはジュリアンにとって娘で“日常”だった。
バティスト夫婦にとって娘は大事で、そして現在でも厄介な存在で妻は嘆く。
トニーはイアンの元を訪れ、ジョルジュとの関係からヴィンセントの再捜査を頼む。
少女の絵を見つけたトニーは、何故イアンがその絵を描き続けることを聞く。
少女は彼の娘モリーで突如いなくなり“家出”と判断された。
そのため、イアンは懸賞金をかけ協力しようとしていた。
エミリーは、自分の車を引き取りに来ていた。
そこで見つけたのは、あの地下室に残されていた絵柄と同じオリヴァーの絵だった。
ヴィンセントは現在イギリスに居住を変え、治療を続けていた。
治験の効果が良いせいかヴィンセントは古い友だちへ会いに行くため、フランスのリールに戻る。
その人物イアン・ギャレットは、8年前失踪し1年前に死亡認定されていた。

2006年、トニーはヴィンセントに毎日付きまとい、イアンとの関係を聞きに彼の元へ向かう。
そして遂にトニーはヴィンセントに暴力を行使、ヴィンセントとイアンは児童虐待動画を共有していたことを突きつめた。
ヴィンセントはイアンに電話し報告する。
イアンは手を回し、トニーがヴィンセントを暴行したことを口実に逮捕される。
トニーは保釈後エミリーに連絡し、メアリー・ギャレットへ会いに行くように伝える。
エミリーはメアリーと会うが、メアリーは彼女がヒューズであることに知っていた。
さらにメアリーとイアンの間に秘密を持っていることをエミリーは確信する。
小型船舶の中、メアリーとイアンは共有する秘密を再確認する。
現在、リニは潜入捜査の協力で再びフランスの地に立つが、脅えて戻ってしまう。
その傷を背負いながら未来を行きたいリニ、オリヴァーのいない世界に未来がないトニー。
かつてリニは潜入捜査に協力させた際、死にかけた過去があった。
その際兄は逮捕されるが、アントアンに吹き込んだ情報は嘘だった。
リニに手をかけ、アントアンにも恐らく手をかけた男は依然逃亡中。
再びリニを兄の元へ向かわせ情報を引き出させる作戦を開始するが、リニが暴走する。
だがカール・ジーグは、アンドレ・ドゥルーという名でブリュッセルにいることを突き止める。
2006年、トニーはイアンが修復している別荘に向かった。
家の周りを散策していると、海に小型船舶が止まっていた。
小型船舶の中を捜索するトニー。中で見つけた小型ビデオレコーダ。映っているのは弄ばれ殺される子どもたち。
追ってやってきたイアンは、病んでいると告白する。
娘のモリーも衝動ゆえの過ちで仕方がなかった、そして53人レイプしたと言う。
だがオリヴァーは手をかけていないと断言する。
イアンも祖父に犯された過去を持ち、負の連鎖を断ち切れなかった。
心の行き場を喪ったトニーはイアンを手にかけてしまう。
現在、ヴィンセントはメアリーの元を訪れる。
ヴィンセントは、イアンから母を殺すと脅されていた被害者だった。
そしてメアリーもまた被害者だった。

トニーは小型船舶を発進させ、イアンを水面に突き落とし殺害を隠蔽。
バティストからエミリーへ連絡があり、イアンの犯行が不可能だったことを知る。
残されたのは、多数の児童虐待の動画ビデオと妻と暮らす予定の別荘だった。
トニーはジュリアンたちから証言を問われるが、エミリーを操作してかろうじて逃れる。
だが、ジュリアンたちは安易に信じたわけではなかった。
海の水底へ罪を沈め8年経ったトニーとジュリアンは、カール・ジーグへ会いに行くが金を要求される。
資金のないトミーは、オリヴァーのビデオ動画を送り付けて、 エミリーにその資金を出させようとする。
8年前のエミリーは、オリヴァーの影を追いかけてさ迷っていた。
橋の端で虚ろいだ状態で死にかけたのを助けたのはマークだった。
ジュリアンから捜査を外されようとしているジアンは、たまたまある証拠を見つけスーリに手渡す。
一方、イアンの別荘の工事が始まろうとしていた。
8年前は別荘の工事について許可が出なかった。
イアンは実力者と繋がっており、ジュリアン・ドゥロワの市長選に使われると言われていた。
児童虐待のことを除けば、ごく普通の人物だったイアン。
行方不明になって8年、消息を見つけることが手掛かりになるものを別荘を捜索する中、ジュリアンはコンクリートの中からあるものを見つける。
エミリーは金をかき集め、金を手に入れたジーグは事の次第を話し始める。
請負仕事をさまざまなことを行っていた。
その1つに事の起きた後の“清掃業者”があった。
シャロル・デュ・ボアに呼ばれオリヴァーが監禁された家の清掃の依頼を受けた。
すでに少年は移動させられていたが目出し帽を被った男が見張られ、地下室に出血やオリヴァーがいた形跡があったことを語る。
プール側の通りでそこにも証拠があったが、すでにジアンが拾っていた。
そしてちょっとした良心か、少年がそこに居た証を遺しておこうとオリヴァーが描いた絵を遺した。
ジュリアンは、トニーを引き留め娘のことを語りだす。
その罪と正義を問いかけ、別荘のコンクリートに残っていた証拠をトニーに手渡す。
例えトニーを刑務所に入れたとしても、8年間喪失感と虚無感に繋がれ檻の中で過ごしてきたと許す。
ヴィンセントは、心を改め傷つけた相手に謝りそのことを伝えるためにスーリの元を訪れる。
オリヴァー・ヒューズに何があったのか…ヴィンセントは語りだす。
ホテル・エデンの女店主シルビーから大事なオリヴァーの絵を渡される。彼女も夫との大切なコインを大事にしていた。
スーリは24時間経ってもジアンが渡した証拠を渡さない。何も役に立っていないと返すのでスーリは憤慨する。
警察から出る直前にイギリス人のジャーナリストから小包を渡され車に乗り込むジュリアンだったが、目出し帽の男に襲われ足を集中的に負傷する。
現れたマークが捕まえた男はジアンだった。

オリヴァーが失踪してから3年経ち、サッカー場での練習後にアレックスという少年が行方不明になる。
ジアンの暴力のせいで足を喪いかけたジュリアンは、すでに警察を辞めておりアレックスの事件に興味がなかった。
ローレンスが中心になってオリヴァー以上の捜査員を動員し、捜査を開始する。
現在、服役中のジアンの元にジュリアンたちが面会しに来た。
『シャマルテーヌ』とはジアンの別名字だった。
だがジアンは、見つけた証拠について子どもに会わせることを条件に話さない。
刑務所から出てきたところでトニーの電話にスーリから連絡が来る。
スーリはヴィンセントから話を聞き、イアンの殺害をほのめかしトニーのインタビューを取り付けようとする。
スーリの子ども・アンワールを見つけたジュリアンたちは父親に会ってくれと頼むが、会いたくないとかたくなに拒む。
それは、母が別の男と関係を持っていたことをスーリが知り母を殺害、子どもを捨てて新たな名前で家族を作っていたから。
子どもだからこそ父親と向かい合うべきだとトニーは言う。
ジュリアンはジョルジュ・ドゥロワに呼び出される。
資金面を理由に再捜査の打ち切りを告げられるが、ジョルジュと小児性愛者だったイアンとの関係をばらされたくなかっただけ。
これまで築き上げてきた実績は壊れることはない、重圧に屈することはないとジョルジュに告げる。
アレックスの事件は、実父が弟を使って拉致したという結末だった。
妻に親権を取られた上、新しい夫とともに外国へ行ってしまうため、会えなくなる愛する息子のためにやったのだと。
アレックスの事件の犯人は見つかったが、オリヴァーとの事件の関連性がなかったため、トニーとエミリーの関係は完全に破綻し離婚を決める。
現在、8年経ちようやく『許し』を得て、すべての愛おしむことを忘れていたと話すエミリー。それに同意するトニー。
一方、ヴィンセントは吐き気を催し、拒否反応を起こしていた。
ジュリアンの元にアンワールから父親のジアンに会いに行くと電話があった。
朝、その報告をしにホテル・エデンを訪れたジュリアンは、トニーからスーリから連絡を受けて罪を受け入れることを告げる。
証拠のシャツは破棄していたが、事実を知るジュリアンに迷惑をかけるのではないかと心配する。
そんなトニーの言動にジュリアンに驚きつつ理解を示す。
面会の日、刑務所でカリド・ジアンは『ネズミが現れた』と告げられ囚人に殺害される。
スーリの元にマークが訪れる。
カマリ・シャマルテーヌ(ジアン)から証拠を得ていたスーリが、独自に分析させていた財務記録がマークの元に残っていた。
オリヴァーに関する著書にトニーが行った出来事を公表すると言うが、マークはここで司法取引に応じれば刑務所に入れないと脅す。
自分を悪い人間じゃないというスーリ。
分析させていた証拠を見るマーク。
何故トニーがイアンを殺したと言う根拠があるかと尋ねる。
それはトニーの携帯電話をハックし、エミリーが残した留守番電話を聞いて推察しそのメッセージすら削除していた。
離婚したトニーとエミリーだが、次第に心を寄り添い始めていた。
スーリから証拠を手に入れたマークがシャロン・デュ・ボアにやってきた。
証拠を取り出すとトニーはそのモノの持ち主を思い出した。

場所はロシア。車の窓に描かれていたオリヴァーの絵。
ロンドンで小児性愛者のセラピー集会へ出席しているヴィンセント。
神にすがって訪れたが耐え消えず、悔い改めることができると諭すセラピストの言うことをきかずに出て行った。
ホテル・エデンの女店主シルビーがいなくなったことを見計らいジュリアンたちはホテルに侵入。
小箱の中に納められていたコインにはローマ数字が刻まれており、抜けていた1枚がスーリが見つけた証拠だった。
とある病院の526号室に入院しているアラン・ドゥロワの元に訪れる。
シルビーが大事にしている禁酒コインには、2006年分がなくなっていたのだ。
先の短いアランに真実を教えて欲しいとエミリーは優しく語りかける。
失踪当日トニーとオリヴァーはプールへ行くことになった。
その際オリヴァーが黄色いタオルを落としたため、アランはプールへ届けることにした。
だが、禁酒しているはずのアランがバーで酒を飲む。
失踪直前、トニーはオリヴァーの手を放してしまい、オリヴァーは可愛らしいキツネを見つけると後を付けて道路まで追いかけてしまった。
そこで飲酒状態のアランの車が通りすぎ…オリヴァーをはねてしまう。
アランは慌てて禁酒コインを落とし、オリヴァーを救おうといったん救急に電話するが動揺して切る。
遠くに聞こえるオリヴァーを探すトニーの慟哭の声。
パニックになっていたアランは、実兄ジョルジュ・ドゥロワに連絡し彼の手を借りて彼の女の家(監禁先の家)に車ごと隠した。
ジョルジュは始末人のルーマニア人に依頼し処分させるところだったが、オリヴァーは生きており家を探索していた。
ルーマニア人は、オリヴァーをジョルジュの命令通りに始末。
壁に残された絵は、オリヴァーが描いた最期の絵だったのだ。
ジョルジュ・ドゥロワは、ローレンスの連絡で察してか逮捕を恐れ姿を消していた。
例え夫アランが行った出来事であっても、シルビーには何の罪はない。
トニーは、ホテル・エデンにチェックアウトした際、オリヴァーの事実だけ告げて去っていった。
腑に落ちない結末に憤りを感じえないトニーだが、ジュリアンはこれでよかったんだと諭す。
逆にトニーから突然、イギリスにある薬物更生施設を紹介されるジュリアン。
そして、決して諦めては行けないと元気づける。
いつもの時間、いつもの日、最期の食事。
ヴィンセントは小児性愛者という「殻」から脱皮できず自死を選んだ。
ジョルジュの捜索は続いていた。
森の中の小屋を見つけ、近づくと鳥を狩る銃声が鳴った。
ジョルジュは、オリヴァーの遺体がどこにあるのか告げずに己の猟銃で命を絶った。
時が経ち、マークとエミリーの結婚式が執り行われた。
友人たちのおかげで悪夢の日々から解き放たれたと語るエミリー。
トニーは複雑な思いをしながらも彼女の幸せを願う。
離婚した二人だが、オリヴァーのことを除けば穏やかな感情で労わりあえるようになっていた。
そう思っていた…
ジュリアンからジョルジュの最期を聞いたトニーは怒り出す。
オリヴァーの遺体が見つかっていないからだ。
ジュリアンはオリヴァーのことは忘れろという。
再びロシア。
トニーはオリヴァーという檻の中から抜けられず、もう戻れないところまで来ていた。
あちこちで似ている少年を探しては息子だと言い張る不審者となり果てていた…

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